ホワイトカラー エグゼンプションが話題となっております。

あらためてこの用語の意味の解説をして、それを誰が推進しようとしているのかお話したいと思います。

 今の日本の労働法では、残業をしたら経営者は残業代を払わなくはいけない事になっています。
しかし、この規制を「年収1000万円以上の、特殊な専門職」に限り払わなく良いようにしようというものです。

 年収1000万円以上のサラリーマンは全体の5%ほどしかいません。
 つまり、年収1000万円はエリートの証と言って良いでしょう。

 どんな職種の人が当てはまるのかというと

 ①マッキンゼー・ボストンコンサルィングなどの世界的な経営コンサルタント会社の経営コンサルタント

 ②ゴールドマン・サックスなどの投資銀行、為替ディーラー、ヘッジファンドなどと呼ばれ会社の中枢にいる社員

などです。

 この解説を読んで勉強熱心な方ならすぐお分かりの通り、これは今の東大法学部卒などの文系のトップエリートが今一番就職したがっている職種ですね。

 ①のコンサルティングファームをへてハーバード・ビジネススクールなどのMBAと呼ばれるアメリカ・ヨーロッパの経営大学院を卒業した人たちです。

 具体定期には楽天の三木谷浩史さん、DeNAの南場智子さん、ライフネット生命を作った松井大輔さんなどがそういった人たちです。

 しかし、これらの職種は元々寝る暇も無く働くわけで、夜明けにタクシーで自宅まで行きシャワーを浴びて着替えしてそのまますぐか、少し仮眠して定刻通り出勤する。

 これを数年続けるのです。
ですから、身体や精神を病む人も多いでしょう。

 もともとこれらの職種は成果給なので残業代もそれに入っていると言って良いでしょう。

 誰が、今回のこの規制を壊したがっているのか?

 公言しているのは楽天の三木谷浩史さんです。

なぜか?エリートを年俸制にし厳しい成果主義でギリギリまで働かせてAmazonやLINE、アリババなどの同種IT企業に勝つため。といようり潰されないためですね。

 三木谷さんがホワイトカラー エグゼンプションについて言及していのはお父さんとの対談本の「競争力」という本です。
ぜひ読んでみて下さい。

 

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