なぜ転職支援企業が一番良い求人(非公開案件)を持っていると言えるのか?

 佐々木一美さんのようなプロのキャリアコンサルタントがなぜレントラックのような転職支援企業が一番良い求人・案件を持っていると言うのでしょうか?

 非公開案件が非公開な理由はハローワークや転職支援サイトで公開してしまうと極く短期間に応募が殺到してしまいさばききれなくなってしまうからです。

 北海道で圧倒的なシェアを持つ北海道新聞の場合、月曜日に求人の一覧が1ページ全体に載りますが良い求人だと2日で100件近い応募が届きます。

 2日ですから皆さん掲載日の午後には応募書類を投函している訳です。

 3,4日で300通位届くのも珍しくありません。

 応募書類というのは見るのに大変な労力が掛かるので、担当者は大変な思いをします。
しかも不合格者には通知しなくてはいけません。

 実は前述の佐々木さんが人事部長をしていて200通の応募書類から2日間で面接に呼ぶ数名を選べと理事長に命令され大変な思いをした話を本人から直接聞いた事があります。

 採用とは難しいもので学歴などに目が曇っていると後々大変な失敗をしてしますので、選考基準を何にするのかという事だけでも難しいものです。
 職務経歴も履歴書にあるのでそれしか見ない担当者も実は多いんですね。

 こういった事情からレントラックやマイナビエージェントなどの転職支援会社に求人を出す訳です。

ライバル企業に採用活動を知られたくない

 もう一つの原因は求人を公開することで、今そして将来的に何をしようとしているのか探られてしまうからです。

 例えばサイバーエージェントが、「アメブロの新ゲーム開発のPHP言語ゲームプログラマ募集」という求人を公開したとします。
 そうすると新ゲーム開発プロジェクトがバレてしまいますから模倣されるかもしれません。

 このような理由から良い案件は非公開になっているのです。

  

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